”サッカー審判の栄養レシピ”
にご訪問いただいきありがとうございます。
前回は競技規則の3条と4条について解説しました。
今回は第5条”主審”について、
初心者審判さんやパパさんママさんに向けて
少しわかりずらい競技規則をわかりやすく解説していきます!
グラウンドやTVでサッカー観戦をしていて
あれファールなの?
なんであれがオフサイドなの?
といろいろ疑問が出ますよね。
でも、いざ4級審判を取ってフィールドに立ち笛を吹くと、
画面や応援席から見るのとは、まったく視線が違いわからなくなってしまいます。
正直僕もそうでした...
そんなとき、
ジャッジ(判定)の根拠となるルール(競技規則)がしっかり頭に入ってると、
ファールやオフサイド、ボールインプレ・アウトオブプレーなど
正しい知識をもとに判断できます。
すこしでも不安を拭えるように
わかりやすく・噛み砕いて・大事な所を解説していくので
審判やコーチング・応援の際に役立ててみてください!
競技規則 5条 主審
構成
- 主審の権限
- 主審の決定
- 職権と任務
- ビデオアシスタントレフェリー(VAR)
- 主審の用具
- 主審のシグナル
- 審判員の責任
という構成になっています。
競技者だけでもこれだけのことが詳細に書かれているんです。
上級審判を目指す方は全て暗記していかなければならないのですが、
ここでは大切なところだけ解説していきたいと思います。
競技規則 5条大事なところ解説
主審の決定
一言で言えば
「主審の決定は最終である。」
ということです。
リスペクトしましょう!
ただそれだけの裁量権・責任があるということです。
職権と任務
主審は、 プレーの再開を管理し合図する。
競技規則を施行する。
その他の審判員と協力して試合をコントロールする。
タイムキーパーを務め、また試合の記録を取り、関係機関に審判報告書を提出する。報告書には、試合前、試合中または試合後の懲戒措置やそのほかの出来事に関する情報が含まれる。
要するに
- 競技規則に従う
- 副審と協力しましょう!一緒に試合をつくる・コントロールしましょう!
- 時間の管理
- 審判報告書の作成
ということです。
あとは
- アドバンテージの適用
- 懲戒措置(イエローカード・レッドカード)
- 負傷の対応
- 外部からの妨害
これらは後々詳しく解説していきます。
ビデオアシスタントレフェリー(VAR)
2018年FIFAワールドカップにおいて初めて正式導入されました。
VARの基準は
「はっきりとした、明白な間違え」
「見逃された重大な事象」
において
- 得点かどうか
- PK(ペナルティキック)
- 退場(レッドカード)
このような事象が発生したときにVARが採用されます。
主審の用具
- 笛
- 時計
- レッドカードとイエローカード(少年はグリーンカードもあるといいですね!)
- ノート(試合の記録用)
※審判員は装身具カメラその他電子機器を着用することはできない。
(競技者と同じです)
主審のシグナル
承認されている主審のシグナル
https://www.jfa.jp/laws/
正式に承認されている
シグナルは上記の10個です。
ポイントは...
- 毅然とした態度で
- 手を伸ばして
- いい姿勢で
最初は緊張しますよね。
勇気を出してみてください!
ただし、選手と対立したり捌くのではなく
”競技規則に従って試合を一緒に作る”
”より良い試合にするためにコントロールする”
という気持ちを忘れずに!
まとめ
最後まで御閲覧いただきありがとうございました。
今回は競技規則5条についてまとめてみました。
主審についてだけでもこれだけ書かれています。
「リスペクト」
「フェアプレー」
の精神を忘れずに審判活動やコーチング・サポートに生かしていってくださいね!
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