”サッカー審判の栄養レシピ”にご訪問いただきありがとうございます。
少年サッカーのパパさん、ママさん!
初心者コーチ、初心者審判のみなさん!
オリンピックやワールドカップに向けてもっと詳しくサッカーを観たい!
そんな方に向けてサッカーのルールをわかりやすく解説していきます。
わたし自身、6年間少年サッカーのコーチとしてやってきました。
子どもの中学進学にともない1年間の審判中央トレセンを経てなんとか
”3級審判”
を取得し、毎週末走り回っております。
そこで学んだことを少しでもわかりやすく解説していきたいと思います。
サッカーのルールの歴史
そもそもなにを基準にしているの?
サッカーを観戦したり、指導・審判する中で
「なんであれはファールなの?」
「オフサイドじゃないの?」
いろいろ「?」になることあると思います。
わたしもそうでした...
しかし、サッカーにはしっかりとした世界基準のルールがあり、4級審判を取得した方ならご存じだと思いますが、
「競技規則」
という、17条からなる、世界共通のルールブックがあります。
*2022年までは本で配布されていたのですが。2023年からは有料でJFAから購入できます。
それをもとに審判、レフェリーはジャッチしています。
競技規則の成り立ち
もともとは、1800年代のイギリスでフェアプレーを身につける紳士教育の一貫としてフットボールが採用されました。
最初は学校によってルールが異なっていたようで、対外試合の際その都度ルールを決めるのを避けるために共通のルールが必要となりました。
その後、1846年にケンブリッジ大学の提案したルールが採用されました。
しかしながらこのルールには主審がいません。。。
ルールは選手を縛るものでなく、サッカーを楽しく安全にプレーするためと考えられ
選手の自律性 フェアプレーの精神
が大切にされ、ルール遵守が当然とされていました。
(今も受け継がれている精神ですね!)
両チームから一人ずつ出されたアンパイアがつえを振りながらゲームが進められていたそうで、紳士教育の一貫として位置付けられていたので勝ち負けに拘らず紳士としての振る舞いが求められていました。
しかし、サッカー競技が急速に広がっていくと「ゲームの結果に対するこだわり」「意図的な違反」が増えてきました。そこで登場したのが中立の立場から選出されたレフェリーです。
レフェリーやルールは少しずつ変化していき、
を持ちゲームをコントロールするようになりフェアプレーの精神が希薄化していきました。
そもそもレフェリーとは?
レフェリー「referee」🟰 委ね「refer」られる人
両チームがルールに従って公平に競技ができるよう頼んだ人であるのです。
審判はカードをかざして善悪を「裁く人」ではなく、試合を作り上げる仲間の一員です。
選手・審判・コーチ・サポーターが共にリスペクトして楽しい試合を作り上げていきましょう。
サッカー競技規則
基本的な考え方
本来の紳士教育の一環といった精神が大切にされています。
サッカーをプレー・観戦していると思わず熱くなってしまい、相手競技者やレフェリーのジャッジに対して、文句を言いたくなる時もあると思います。「勝利第一主義」「過剰な利益追求」に陥らずに、選手・レフェリー・コーチ・サポーターが、大好きなサッカーをもっと楽しむために共ににリスペクトしより良いゲームをしていくことが大切なのです。
競技規則の構成
フェアプレー・リスペクトの精神を大切にする中で、競技規則は毎年更新されています。
競技者の安全や安心・快適さとスポーツがフェアであることとのバランスをとりながら、全17条で構成されています。
- 競技のフィールド
- ボール
- 競技者
- 競技者の用具
- 主審
- その他の審判員
- 試合時間
- プレーの開始および再開
- ボールインプレーおよびボールアウトオブプレー
- 試合結果の決定
- オフサイド
- ファウルと不正行為
- フリーキック
- ペナティキックアウト
- スローイン
- ゴールキック
- コーナーキック
から構成され、それぞれ詳細にルールが記載されています。
この競技規則をもとに協会や大会の規定や実施要項作られています。
まとめ
今回は序章ということで審判やの歴史やサッカールールに対する基本的な考え方を書きました。
「フェアプレー」 「リスペクト」
この2つに込められていると思います。
しかし、競技規則はわかりずらい表現も多く、正直すべてを把握するのはとっても大変です。
次回から1条〜17条をかみくだいてわかりやすく解説していきます!!!
ご閲覧いただきありがとうございました!
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