サッカー”DOGSO”についてわかりやすく解説

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”サッカー審判の栄養レシピ”にお越しいただきありがとうございます。

みなさんご存知だと思いますが、サッカーのルールって毎年少しずつ変わってるんです。

例えば”オフサイド”も最初からあったルールではないのです。

その中でもサッカー中継などで最近よく聞く

”DOGSO”

レッドカードが提示され退場になったりしますが

なんであれがレッドカードになるの?

みたいなときありますよね。

なんでレッドカードになるのか等々、明確な根拠のもとになっているのです。

今回はそんな”DOGSO”について解説していきたいと思います。

DOGSOとは

”DOGSO”は1990年のイタリア・ワールドカップから採用されました。

  • D=Denying (阻止する
  • O=Obvious (決定的な 
  • G=goal S=Scoring (得点する
  • O=Opportunity (機会

で”DOGSO”です。

「得点または決定的な得点の機会の阻止」です。

DOGSOの4要件

ではどのようなときに”DOGSO”になるのでしょうか?

1.反則とゴールとの距離

反則を犯した場所とゴールとの距離が近い場合は”GOGSO"の要件を満たしているといえます。
目安としては25mくらい(ゴールラインからペナルティエリアのラインまでは16.5m)です。
ただ一概には言えず、ディフェンス競技者がおらずそのあとキーパーと1:1になってしまう場合も”DOGSO”となります。

2.全体的なプレーの方向性

全体的にプレーが相手ゴールに向かっているかどうか。
ゴールに背を向けているような場合は、要件を満たしているとは言えません。
ただし、体の方向が完全にゴールに向かっていなくてもDFやGKを避けようとして横を向いていた場合は要件を満たしているといえます。

3.ボールをキープできる、またはコントロールできる可能性

反則がなかった場合、ボールをキープ・コントロールできるのか。
反則によってキープ・コントロールできなくなった場合は要件を満たしているといえます。

4.守備側競技者の位置と数

守備側競技者が数的不利に陥っていたり、守備ブロックが崩れている場合は基準を満たしているといえます。具体的には、反則がなく最終ラインを抜けたらキーパーと1:1になる。シュート(得点)のチャンスとなる。

ファウルの質は考慮されません。
ボールに向かってチャレンジしていた場合でも”DOGSO”の要件を満たしていれば、
レッドカード(退場) となります。

レッドカード(退場)にならない場合

  • 三重罰の緩和…ペナルティエリア内の”DOGSO”でペナルティキックが与えられた場合は一段階下がってイエローカード(警告)が与えられます。
  • 主審がアドバンテージを適応した場合…アドバンテージが適応された場合「結果的にそのチャンスは阻止できていない」ためイエローカード(警告)が与えられます。

DOGSOとSPAのちがい

  • DOGSO(ドグソ)…得点または決定的な得点の機会の阻止
  • SPA(スパ)…大きなチャンスの攻撃となる阻止

”DOGSO”の条件を一つでも満たしていないときは
”SPA”となりイエローカード(警告)があたられます。

まとめ

最近はVARの導入で確認ができるようになりました。
観戦してるとき
”DOGSO”なのか?
”SPA”なのか?
どちらにも該当しないのか?
意味がわかっている上で見てみると楽しくなってきますよ!

今回は”DOGSO”について解説してみました。
参考にしていただけると幸いです。

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